高知医療センター 医療情報センター 情報システム室 ご担当者様
●導入システム:Taikoban
●利用端末台数:1,400台
●導入時期:2019年2月
Taikobanを導入し、ICカードの利用価値が上がりました。
導入のきっかけは、やはり「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」です。2027年までに2要素認証の対応が必要であることを考えると、ちょうど検討が必要なタイミングでした。
また従来より入退室や独自の電子マネーなど、ICカード運用を行っていましたが、PCへのログインはID/PW運用をしており、セキュリティを強化し且つ、ICカードの利用価値を高めたい病院の思いと合致しました。
今回のシステム更新は基盤系システムに力を入れました。業務アプリケーションに目がいき、インフラや基盤系のセキュリティについては後回しになりがちですが、被害にあった場合の影響度は計り知れなく、先行投資になりますが、組織責任としてしっかり整備する考えです。
Taikobanの導入にあたり、視覚的にも直接的な影響は無く、業務運用の変更も非常にスムーズで高評価です。一方で今後の課題も多く見つかります。拡張計画を出すためにも、これからもっと評価していきたいと思います。
システム更新による業務運用変更ストレスがほぼゼロ。統合ユーザーID管理は最終段階へ。
高知医療センターではこれまでに、ICカード発行、人事給与、電子カル テ、部門システムなど、個別に行なっていた利用者登録の運用を一から見直し、2012年から、利用者登録情報のシステム間連携をおこなうなど、ユーザー管理統合に務めてきました。しかしアウトソーシングの職員については電子カルテのみで管理・運用を行う、という煩わしさもあり、ユーザー基盤への再整備に向けてAD/LDAP との連携を可能とするTaikoban に目を付けました。