【パスワードの現状】
あなたはいくつのパスワードを覚えていますか?
スマートフォンのロック解除、SNSのログイン、キャッシュレス決済など、私たちの日常には「パスワード認証」が欠かせません。
安全なパスワードには10〜12桁以上で、英数字や記号を組み合わせることが推奨されていますが、多くのパスワードを使い分けて正確に入力し続けるのは、もはや至難の業です。
パスワードを忘れて再設定したり、ログインが停止されたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
IDやパスワードを端末に保存し自動入力できるサービスもありますが、そもそも端末自体の認証が生体認証やパスコードだけで守られている場合が多く、それが正しく機能することが前提となります。
つまり必ずしも「絶対に安全」とは言い切れないのが現状です。
【認証要素とは】
近年よく耳にする「多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)」とは、以下の3つのうち2つ以上を組み合わせて行う認証を指します。
•記憶要素:ID・パスワード、パスコード、パターン認証、秘密の質問
•生体情報要素:顔認証、指紋認証、静脈認証、虹彩認証
•物理媒体要素:ICカード、ワンタイムパスワード
それぞれにメリット・デメリットがあり、組み合わせることで認証の強度は高まりますが、一方で煩雑さが増してしまうという課題もあります。

【ワンタイムパスワードのメリット】
ワンタイムパスワード(OTP)とは、その名の通り一度だけ使える使い捨てのパスワードです。
通常のパスワードと違い、毎回異なるパスワードが自動で生成されるため、覚える必要がなく、仮に盗まれても再利用されるリスクを大幅に減らせます。
ネットバンキングや業務システムなど、高いセキュリティが求められる場面で幅広く活用されています。
【『Taikoban』のご紹介】

弊社の認証ソリューション『Taikoban』は、多要素認証(MFA)/二要素認証に対応しており、ワンタイムパスワードを含む各認証要素を自由に組み合わせてお選びいただけます。
例えば、顔認証(生体情報要素)とワンタイムパスワード(物理媒体要素)を組み合わせれば、パスワードを覚える必要はなく、ご自身の端末にだけ認証コードが届くため安全です。
もちろん、ワンタイムパスワードの送信先は初回の本人確認で紐づけた端末に限定されるため、他人が入力してもログインはできず、高い安全性が確保されます。
【医療機関での活用】
患者様の大切な個人情報を扱う医療機関では、認証の強化は特に重要です。
厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」でも、「令和9年度時点で稼働していることが想定される医療情報システムを、今後、導入・更新する場合、原則として二要素認証を採用することが求められる。」と記載されています。
高い安全性と利便性を両立した認証をお探しの方は、ぜひ医療機関に特化した認証ソリューション『Taikoban』の導入をご検討ください。