バイタル働き方改革業務効率看護DX

【病院外に広がる看護の現場と、医療データのこれから】

病院外に広がる看護の現場

看護師が働く場所は、病院やクリニックだけではありません。

訪問看護や在宅医療、介護・福祉施設、健診・検診センター、市町村の保健センターや保健所、美容医療や自由診療施設などいわゆる医療関係機関に加え、学校や保育園、企業内診療所、空港・レジャー施設の医務室、スポーツ・イベント現場など、看護師は実にさまざまな環境で活躍しています。

こうした病院以外の現場においても、看護師の役割の根幹は共通しています。
それは、限られた環境の中で利用者や患者の状態を即座に把握し、必要な対応や判断につなげることです。

そのうえで、人体の生命に関する最も基本的な情報となる体温、血圧、酸素飽和度などのバイタルサインの測定は、看護師にとって極めて重要な業務です。単なる数値確認に留まらず、患者の状態把握、病状の早期発見、治療の評価、看護計画立案・評価の基礎となり適切なケアを提供するために不可欠な役割を担っています。病院以外の現場でも、病院と同様にバイタル測定は日常的に行われていますが、その記録方法や管理の仕組みは現場ごとに大きく異なります。

さまざまな現場での現状と課題

たとえば、訪問看護や介護施設では、測定結果を紙に記録し、あとから別の職種や医療機関と共有するケースも少なくありません。医療専用のシステムを導入していないことも多く、データが個別に管理されている場合もあります。
このような環境では、バイタルデータが測定機器や記録媒体ごとに分散し、過去の情報やデータをさかのぼることが難しく関係者間で共有しづらいといった問題課題が生じます。
特に、医師が遠隔で関与するケースや、複数の施設・担当者が同じ利用者を見守る場面では、情報の分断が現場の負担はおろか、患者に関わるリスクにつながることさえ想定されます。
病院以外の現場だからこそより一層、医療データは「その場で完結するもの」ではなく、「次につなげる情報」として扱われる必要があります。
場所や時間、使用する機器の違いを超えて、必要なデータを安全に共有できる仕組みが求められています。

そこで注目されているのが、バイタル機器や医療機器から取得したデータを集約・一元管理し、現場を横断して活用できるソリューションシステム【EVISCloud(エビスクラウド)】です。EVISCloudは、医療現場のさまざまな課題を解決する機能を持つバイタル機器連携ソリューションです。現在、国内において35の大学病院や医療施設で採用・導入されています。
従来、医療機関のような一定規模の施設では、サーバを設置したオンプレミス環境での運用が主流でしたが、病院以外の小規模な現場では、コストや運用負担の面から導入が難しいケースも多くあります。

EVISCloudで変わる現場の連携

そうした課題を踏まえ、EVISCloudは現在、より幅広い現場での活用を目指し、クラウド化に向けた開発を進めている段階です。EVISCloudは、病院に限らず、在宅医療や介護施設、企業や教育現場など、看護師が働くさまざまな環境において、医療データを「つなぐ」基盤として進化を続けています。
今後の製品開発の参考とさせていただくため、現場での課題やご要望、ご意見がございましたら、ぜひお問い合わせフォームよりお寄せください。

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