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NEWS RELEASE

2022年7月12日

報道関係各位

【福井大学医学部附属病院 リモートアクセスでの多要素認証を運用開始】
リモートアクセス時の多要素認証化として、
TaikobanのVPNオプションを採用いただきました。

 

株式会社イードクトル(本社 大阪府大阪市東淀川区、代表取締役 正田直人)は、福井大学医学部附属病院にて、医師の働き方改革を背景とした安全なリモートアクセス運用を開始した事をお知らせいたします。

 

■福井大学における、Taikobanによる多要素認証でのVPNアクセスの概要■

近年、リモートワークにおけるVPNを標的としたサイバー攻撃が増加しており、環境の見直しが行われてきました。最近では病院が標的とされることもあり医療業界においても見直しが迫られています。
Taikobanでは、従来の医療情報システム向けの認証基盤だけでなく、VPNを利用したリモートアクセス時においても多要素認証化できるオプションを用意しております。

 

今回、福井大学医学部附属病院様には、医師の働き方改革の一環として当直者の運用を見直す中、リモートアクセスの強化という観点から、VPNによるリモートアクセスに関しても多要素認証を実現するために、TaikobanのVPNオプションを採用いただきました。
これまでも院内での多要素認証としてTaikobanを採用いただいており、ICカード+PINやワンタイムパスワードを利用した運用が行なわれております。

今回、VPNのリモートアクセス強化を行うにあたって、内部が2要素認証を利用しているのであれば、外部からの接続はそれ以上の認証が必要との考えにより、TaikobanVPNオプションを採用いただいた3要素以上での認証を可能にしました。
実際の運用において、VPNからのアクセスは、アライドテレシス株式会社様のVPNルータ「AT-AR4050S」とTaikobanが連携することで、ICカード+PIN+ワンタイムパスワードの3要素を用いた認証で運用いただいております。
アライドテレシス株式会社様とは、今回のVPNルーターの他にスイッチ製品とのTaikobanの認証運用についても連携をしております。

 

■福井大学医学部附属病院 医療情報部 山下准教授コメント■

医療情報システムは、電子カルテだけでなく複数のシステムから構成されていることから、全システム共通の認証基盤としてTaikobanを利用しています。医療系でもサイバー攻撃が話題になるとともに、医療情報システムでの多要素認証の必須化という観点からも、Taikobanは認証要素の組み合わせが複数で行え、ICカード・生体認証・ワンタイムパスワード・位置情報などが利用できる点も含めて、運用コストの面でも評価をしています。 また、ガイドラインにある認証レベルの設定が行えることも、柔軟な運用に寄与しています。今回外部からのVPNアクセスでの医療情報システムの利用については、内部以上の対応が必要ということから、ICカード+PINコードに加えてワンタイムパスワードを利用した3要素としています。将来的には、位置認証も利用できるので、さらなる運用管理強化を計画しており、これにも対応できる点がポイントでした。

 

 

【構成イメージ】

 

 

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